十日町のごっつぉ(=ごちそう)
十日町のお母さん達と一緒に、地域で実際に食べられている家庭料理を作る体験です。
新潟県の中でも特に豪雪地と呼ばれる十日町や魚沼地域。現代のように街を網羅する除雪設備が整う前までは、1年のうち5ヶ月近くも雪に閉ざされていました。
長い冬を越すため、春から秋にかけて採取した山の恵みを塩漬けや乾燥品、発酵食として美味しく保存できるよう、様々な工夫を施してきたのが、この地域の食文化の特徴の一つです。
また、信濃川と山々に囲まれた水も自然も豊かな土地なので、人々は縄文の昔から、季節ごとに山菜や木の実、魚など様々な自然の恵みをいただきながら暮らしてきたようです。
豊富な水と寒暖差はお米の生産に適しており、古くから現在まで多くの土地で稲作が行われてきていますし、野菜の栽培も盛んです。
家の近くの土地を使って、家庭で食べるには十分すぎるほどの野菜を育てている家庭が現在も多いです。
今は日本のどこにいてもどんな時期でも大抵の食材が入手可能となりましたが、地の野菜や山菜などの旬の食材を用いて、その土地ならではの調味料や調理法で作られた料理は、その時期にその地域でしか味わえない特別なごちそうですね。
地域の人に教わりながら料理づくりを体験
本プログラムでは、地元のお母さんたちと一緒に、地元産の季節の食材を使った「ごっつぉ(ごちそう)」を作ります。
作るのは、この地域ならではの家庭料理や伝統的な郷土料理です。
きっと今まで食べたことのない料理や食材が出てくることもあるでしょう。
そんな時は遠慮なく講師のお母さんに質問してみてください。わいわいお話ししながら、楽しく料理を教わることができます。
地元産の食材は、同じものでもいつもとは一味も二味も違うかもしれません。
ぜひ、十日町ならではの「ごっつぉ(ごちそう)」をぜひ味わってみてください。
※時期や天候によっては、地元産の食材の調達が難しい場合があります。予めご了承ください。