大地の芸術祭へのご旅行を検討されているみなさま、大地の芸術祭は越後妻有の広大なエリアに多数のアートが点在するため、どうやってまわれば良いの?どの作品を見たら良いの?と、迷っている方も多いのではないでしょうか。
限られた時間の中でより充実した作品鑑賞をするには、効率よく回ることが大切です!
そこで、こちらではオススメの作品やおすすめの回り方を、MAPと一緒にご紹介いたします。
道中の出会いや発見も楽しみながら、気の向くままに作品をめぐってみてくださいね。
Contents
大地の芸術祭とは?
世界最大級の国際芸術祭である、大地の芸術祭。
3年に一度の開催も今年で7回目となりました。
「人間は自然に内包される」という基本理念のもとに、世界中44か国からアーティストが参加し、約800㎢(なんと東京の山手線よりも広い規模!)の土地にアートが点在。
今年新しく制作された作約100作品を含め、378点の作品が公開されます。
ひとつの施設にとどまらず集落の中や、閉校となった学校、空き家など地域をまるごとが舞台ということで、道中の景色、食、自然の綺麗さや厳しさ、地域に暮らす人との触れ合いなど、五感をフルに使って楽しことができるアートイベントです。
拠点となるポイント
広大なエリアの作品を、全部まわろうとしたら1週間はかかると言われています。
6つのエリアがあるので、エリアごとにじっくり時間をかけてまわるか、作品を網羅できるようにまわるか、ご滞在の時間に合わせて計画してみてくださいね。
まず主に起点になるポイントは3か所。
① 越後湯沢駅
新幹線で訪れる際の玄関口。1番近い作品までは約30分、十日町市街地までは約40分ほど。
新幹線で訪れるなら、こちらでレンタカーを借りていくのが便利です。
② 十日町駅/キナーレ
芸術祭の起点となるスポットが集まるエリア。越後湯沢駅から電車で約45 分。
里山美術館キナーレまでは、十日町駅から歩いて5分ほどです。公共交通機関でまわりたい、まずは情報収集!と思っている方は十日町を目指しましょう。
③ 松代駅/農舞台
十日町駅より、私鉄ほくほく線で10分、車でも25分程度。
農舞台や奴奈川キャンパスなど拠点作品だけでなく、棚田や美人林などの自然も楽しめるエリアです。
電車から目に飛び込んでくるのは、草間彌生さんの「花咲ける妻有」!
大地の芸術祭にやってきたことを実感できるスポットではないでしょうか。
拠点施設である里山現代美術館「キナーレ」や、まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」は 各駅から徒歩圏内にあります。
日帰り旅や公共交通機関でご旅行される場合はこの2つを拠点に周辺作品を訪れるのが便利です。
土日の2日間での周遊であれば、2日間で越後湯沢→十日町→松代と作品をめぐることも可能ですが、
せっかく妻有まで来たなら、プラス1日して、松代エリアや十日町エリアをよりじっくりまわって頂ければ、より大地の芸術祭を満喫いただけると思います!
下記の地図をご参考にしてみてください。
(※右上の四角いアイコンからgoogleMAPで開き、「マイプレイス」→「マップ」より開くといつでも見ることができます。)
オススメの周り方
①ここだけは見ておきたい!2日間で巡るプラン
1日目:越後湯沢⇒十日町⇒松代
・清津峡渓谷トンネル
・たくさんの失われた窓のために
・kiss&goodbye(土市駅)
・キナーレ
・絵本と木の実の美術館
〜十日町⇒まつだいへ移動(道中にて、人再び自然に還る/バスストップを鑑賞)〜
・ドクターズハウス
・星棘の棚田
・芝峠雲海温泉♨︎
2日目:松代⇒越後湯沢
・美人林
・農舞台
・最後の教室
・ワープクラウド
・川はどこへ行った・信濃川はかつて現在より25メートル高い位置を流れていた
・越後湯沢へ
②じっくりまわりたい! 3日間プラン
1日目:越後湯沢⇒十日町へ
・清津峡トンネル
・清津美術館
・たくさんの失われた窓のために
・カクラ・クルクル・アットツマリ
・kiss & goodbye(水沢駅⇒土市駅)
・絵本と木の実の美術館
・夜のキナーレ & 明石の湯
2日目:十日町中心部で過ごす1日
・キナーレ
・魚沼中条駅 [目]
・アトラスの哀歌
・うぶすなの家
・ナカゴグリーンパーク
・光の館
・カードリフターズ
3日目:松代・松之山エリア⇒越後湯沢へ
・農舞台
・ドクターズハウス
・星峠の棚田
・脱皮する家
・室野中国ハウス
・奴奈川キャンパス
・美人林
・最後の教室
・越後湯沢へ
ツアーもうまく活用しよう
大地の芸術祭オフィシャルツアーや、セレクトバスツアーを活用すれば、今年の見所は間違いなし!
混みがちなアート施設でのランチもついており充実のコースです。
★大地の芸術祭2018 オフィシャルツアー カモシカぴょんぴょんコース(里山・土木編)
半日から気軽に参加できるセレクトバスツーは全部で6コース、十日町駅・まつだい駅・津南駅からの発着です。
おすすめは、③津南・上郷コースと⑥秋山郷・中里コース。
キングスレー・ング『25分後』はこのバス車内でのみ鑑賞できる作品です。
今年のおすすめポイント!
・方丈記私記/キナーレ
何といってもはずせないのは、越後里山現代美術館キナーレ。
21世紀美術館の「スイミングプール」でも有名なレアンドロエルリッヒの壮大なトリックアート「空の池」
そして池を取り囲む回廊には、世界中のアーティストの想いがつまった四畳半の空間が、所狭しと並んでいます。
時間帯や天気によって違う光景が広がり、何度訪れても飽きません。
・清津倉庫美術館/川はどこへ行った
2018年の大地の芸術祭にあわせてリニューアルした「磯辺行久記念 越後妻有清津倉庫美術館 SoKo」
ネーミングの「倉庫」というのは、アーティストの大型の作品を「保存しながら展示する」というコンセプトから来ているもの。
芸術祭の初期からアーティストとして参加をしており、大地の芸術祭の象徴的なアーティストである磯辺氏。
初期の作品から、「環境芸術」の研究とフィールドワークを経て越後妻有を舞台に制作した「川はどこへ行った」まで展示しています。体育館の空間を最大限に活用した大型展示も圧巻!
また倉庫美術館の裏手では、トンネルとは違った色の清津川も眺められたり、可愛いカフェも併設されているので、休憩にもおすすめ。
大地の芸術祭の舞台となった土地を深く知ることで、「川はどこへ行った」や「土石流のモニュメント」などの野外作品が違った視点で見えて来るかもしれませんね。
・ワープクラウド
あまりの美しさに、SNSでも話題になっている「ワープクラウド」
この作品が展示されている空間は、もともとは繊維工場でした。このような形で使われなくなっった空間が生まれ変わるというストーリーも芸術祭らしくて素敵ですよね。
無数の糸が水滴のカーテンのようで、いつまでも写真を撮っていたくなる空間です。
・ナカゴグリーンパーク
アートってなんだろう?なんだか難しそう・・・
そう思っている方にも是非足を運んでいただきたいのがこちらの作品。約30名のアーティストによる「里山どうぶつ園」には、思わず笑顔になってしまうような可愛い子や、ちょっと不思議な子達がもがたくさん!お子様も一緒に楽しめるスポットです。
・中国ハウス 五百筆
日本と中国それぞれで行われたワークショップの作品でびっしりと埋め尽くされた空き家作品。
2つの地域の人が思い思いに書いた筆跡が繋がって生まれたカラフルなお家の中で、ぜひ好きなスポットを見つけてみてください。
里山を巡りなら これがあると便利
・虫除け
自然が豊かな分、蚊や蜂と遭遇することも多いです。
・サンダル
駐車場から作品まで歩く場合もあり、歩きやすい靴はマスト。
靴を脱ぐ作品や水辺のスポットもあるので、サンダルがひとつあると何かと便利ですよ。
・水筒
作品巡りの際、自販機やコンビニの少ないエリアもあります。
まだまだ暑い越後妻有、保冷水筒やクーラーボックスなどで冷たい飲み物をキープして暑さに負けず楽しみましょう!
・手ぬぐい
薄手の手ぬぐいが1枚あると、タオルや日よけの代わりになります。洗ってもすぐに乾くので荷物も少なくて済みますね!
大地の芸術祭オリジナル手ぬぐいもあるのでミュージアムショップでお好きなものを見つけてください♬
十日町MAP
アート作品、レストラン、宿泊施設、温泉などの情報をGoogleMAPにまとめました!
右上の四角いアイコン⇒Google MAP⇒マイプレイス⇒マイマップより、携帯でもいつでもご覧いただけます。
※公式サイトの情報をもとに作成をしておりますが、全作品を網羅できていない点はご了承お願いします。
アートだけじゃない!十日町の楽しみ方
HOME HOMEでは、十日町をより深く楽しめるローカル体験をご用意しております。
芸術祭だけじゃ満足できない!そんな方におすすめのプランです。
アートの背景にある地域の文化、地域の人との交流を通して、「またあのお母さんに会いに来ようかな」なんて思ってもらえたら、何より嬉しいです!