儀明の棚田から蒲生の棚田まで、里山の集落の中を行くウォーキングツアーです。
十日町市内に点在している棚田の中でも、特に人気の高い2つの棚田を巡ることができます。
ガイドと一緒に集落や里山の中を歩きながら、里山の暮らしをのぞいてみましょう。
約1時間半のコースは舗装された道がほとんどなので歩きやすく、年齢問わずどなたでもご参加いただけます。
日本文化の象徴、棚田がある里山の景色
古くから耕作され脈々と受け継がれてきた美しい棚田。十日町には棚田を中心とした里山の暮らしが今も息づいています。
新潟県十日町市には美しい棚田が点在していますが、その中でも松代エリアの「儀明の棚田」と「蒲生の棚田」は多くの観光客やカメラマンが訪れる人気スポットです。「儀明の棚田」は残雪の棚田と山桜が一度に見れる絶景で、「蒲生の棚田」は朝霧の幻想的な風景で知られています。
豪雪地域としても有名なこの地域の棚田は、先人が自然の猛威に対して強くしなやかに向き合い続けた営みの結晶とも言えるでしょう。
棚田の美しさの裏に見える課題
美しい棚田の景色を外部の人々が無料で消費する一方で、集落に住む人々は日々棚田を耕作し、草取りや時には来訪者が落としていくゴミの撤去などの環境整備をし、この景色を守るために地道な努力を続けてきました。
しかし、この地域も日本の他の農村と同様に高齢化が進み、棚田や里山を維持していくために発生する膨大な作業を賄うエネルギーを継続して産み出し続けていくことが課題となっています。
そんな棚田を守る集落の皆さんの想いや棚田を取り巻く環境について知っていただくことで、今の日本が抱える普遍的な課題について少しだけ考える機会を持っていただけたら幸いです。
※本ツアーの売上の一部は儀明・蒲生集落に寄付し、地域の環境整備等へ役立てていただきます。